思春期のいじめ、デート、交際:進化論的仮説の検証

従来、いじめの加害行動は不適応な発達の結果と考えられてきたが、近年では、進化的に適応的な行動である可能性も指摘されている。我々は、他者をいじめる思春期の若者が、進化論的な主要な利益、すなわちデートや交際(性的)機会の増加を享受しているかどうかを検証した。

本仮説は、334名の思春期の若者と144名の大学生からなる2つの独立したサンプルを用いて検証された。デート行動については、いじめ加害(だが被害ではない)がその予測因子となるという予測は部分的に支持された。性的行動に関しては、いじめ加害行動が、年齢、性別、自己申告による魅力度、好感度、仲間からの被害を統制した上でも、性的機会の増加を予測するという本仮説がより明確に支持された。

これらの結果は、いじめ加害行動が少なくとも一部において進化的に適応的な行動であるという仮説と概ね一致している。

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