長島和孝@島根という反ポルノのジェンダー平等主義者が水着撮影会に反対する理由として滅茶苦茶な理由を挙げている1ので、簡単におかしな点を指摘する。
まず、長島は、強姦、痴漢、盗撮、暴力は犯罪であり、これらを扱った作品が膨大にある事をあげ、AV業界は犯罪を肯定しているから、人権擁護を標榜する政治家や行政とは相容れない、と主張している。
しかしAVはフィクションであり、フィクションの中で犯罪行為の演技をする事は勿論、犯罪ではないし、人権擁護と相反するものでもない。むしろフィクションの中の行為を現実の犯罪と一緒くたにして、公権力が表現行為を妨害する事こそ人権侵害以外の何者でもない。
次に梅毒などの性病感染対策としてはコンドーム着用が有効であるが、AVではコンドームを使用しないものが多数あるといい、性病への意識が低いと主張している。
しかし通常、AVプロダクションは十分な衛生管理の結果として、コンドームを着用しなくとも性病にかかるリスクが低い状況を作っているから着用していないのであって、性病への意識が低い訳ではない。
また梅毒の急増と関連は不明としつつ、その関連があるかのように仄めかしているが、何の根拠もない言いがかりに過ぎない。
次に長島はAVが乱暴な性行為を助長すると言い、
「分かりやすく興奮させるための派手なプレイをリアルと受け止め、勘違いをしたまま、現実でも同じ行為をしようとする人が大勢存在している」、
男性側がAVの過激な性交渉描写を真に受け、パートナーの女性を肉体的・精神的に傷つけてしまうという報告があると主張する。
しかし、それは本人たちが同意の上でAVを真似してやっているだけである以上、被害ではなく、誰の権利も侵害されていない。
・未成年への敷居の低さ レンタルDVD店では、AVコーナーは18禁を示す暖簾の向こう側にあり、未成年者が入るのはためらわれます。 しかし、現在主流となっている映像配信サイトでは、18歳以上ですか?の質問に「はい」と答えるだけで自由に閲覧できます。規制する法律もありません。 前述の犯罪やコンドーム非着用、過激な性交渉について、判断能力のある成人が見れば「普通やらないだろう」と考えられます。しかし、脳が未発達の児童・生徒であれば「やってもいいんだ」と判断する危険性も十分あります。 業界は自ら自主規制を緩くしている状態です。
そもそも、未成年者の視聴を禁止する事自体に合理的な根拠が乏しい。ポルノ視聴が子供に及ぼす悪影響に関してはせいぜい横断的研究により相関関係が示されている程度で、因果関係は曖昧な状態である。通常、非常に幼い子供でも、フィクションと現実を区別する事は出来ており、普通やらないだろうと考える事をやっても良いと判断する危険性が高い等と言う事実は存在しない。但し成人であれ子どもであれ、普通はわかる様な事が分からず、堂々とおかしな主張を展開する様な頭のおかしな人間が一定数存在する事は長島自身が証明している。そういった異常な人間を基準にしてしまうと何も出来なくなる。
さらにポルノ依存の恐れがあると主張するが、水着撮影会やポルノ視聴そのものと依存症の間に何の関係があるのだろうか。何でもやりすぎるのは良くないだけの事に過ぎず、ポルノではなくその個人の精神状態に問題があるだけに過ぎない。
次に男性支配があると言い、 消費者はほぼ男性で、売れるためにはどうしても視聴する男性の要望に迎合しなけれならず、 男性の支配欲を満たす、つまり女性が男性の言いなりになる作品が少なくない、 犯罪モノ同様、女性の人権への配慮に欠けている、それは性の商品化、もっといえば女性の玩具化であり、ジェンダー平等とはかけ離れた状況だと主張する。
まず男性が、女性を支配して好きなように扱いたいという欲求を持つ事自体は仕方のない事であり、あらゆる時代と場所で普遍的に見られる本能的欲求である。これを否定する男は女にいい顔をしたいがために嘘を吐いて自分を偽る、単なる自己欺瞞のナルシストに過ぎない。そして同意の上でその欲求を満たす事は誰の何の権利も侵害する事ではないし、様々な研究により、良好な男女関係には、ある程度、男性が上位で力関係に格差があった方が、お互いの精神的健康のために望ましいと示されています。2したがって、同意の上で女性が自らの性を商品化し、男性の性の玩具として扱われる事は当事者同士の幸福追求の権利です。ジェンダー平等とかけ離れているとの事だが、ジェンダー平等=男女の力関係(社会的地位など)が対等な社会は、生物の基本的な必要を無視した、出鱈目な仮定に基づく不自然で異常なフェミニストの妄想願望であり、それを実現する為には、全ての人間の尊厳と幸福追求の権利が剥奪され、奴隷化され、生物の生存と繁栄の為に基本的に必要な性行為を妨げられ、拷問され、虐待される事になるため、人間にとって望ましいものではなく、正気の誰も受け入れる事は出来ない極端に不平等で不正な状態であり、ジェンダー平等からかけ離れている事は、何も悪い事ではありません。それは個人の尊厳と幸福追求の権利が保護され、人間の生存と繁栄に基本的に必要な条件が満たされている最高度に望ましい状態です。
- https://japansexualculture.org/wp-content/uploads/2024/08/鴻巣市の廃校におけるモデル撮影会に反対した理由.png ↩︎
- 例えばDavid W. Lawson, Susan B. Schaffnit, Anushé Hassan, Mark Urassa, Shared interests or sexual conflict? Spousal age gap, women’s wellbeing and fertility in rural Tanzania(2021),
Roychowdhury, Punarjit and Dhamija, Gaurav, Don’t Cross the Line: Bounding the Causal Effect of Hypergamy Violation on Domestic Violence in India (2020). ↩︎