15〜19歳の10代の母親から生まれた乳児は、生後1年以内に死亡するリスクがかなり高いとされている。10代の若年出産における不良な生殖転帰のリスク上昇は、社会人口統計学的要因による可能性があるものの、若年であること自体が生物学的リスク要因であるのではないかという懸念もある。本研究では、初産の黒人女性における母親の年齢が早産の発生率に及ぼす影響を検討した。データは、1989年から1995年にかけて、特定の地理的地域に住む住民を対象とする都市部の17の病院および保健センターから成る周産期ネットワークにおいて出産した黒人女性6,072人から得たものである。
母親の年齢は以下の区分に分類された:15歳以下、16〜17歳、18〜19歳、20〜24歳、25〜29歳、30歳以上。出生数が最も多く早産率が最も低かった20〜24歳群を基準群とした。早産は妊娠37週未満の出産と定義した。調査対象となった6,072人の母親から生まれた乳児のうち、1,170人(19.3%)が早産であった。
早産の未調整オッズ比は、15歳以下で0.97(95%信頼区間[CI]:0.69~1.36)、16〜17歳で1.21(CI:0.94~1.57)、18〜19歳で1.15(CI:0.92~1.43)であり、いずれも基準群と有意差はなかった。一方、25〜29歳の母親のリスクは基準群の1.26倍(CI:1.05~1.50)、30歳以上では1.28倍(CI:1.07~1.52)であった。
母親の喫煙、妊娠中の薬物使用、保険状況、妊婦健診の有無、および居住地域の国勢調査トラクトに基づく世帯収入の中央値などの影響を考慮してロジスティック回帰分析による調整を行ったが、10代群における早産あるいは低出生体重のリスクが基準群と比べて有意に高くなることはなかった。
結論として、初産の10代黒人女性は、生物学的に早産のリスクが高いとは言えない。