高齢の父親の年齢は子どもにとって健康リスクとなるのか?

本稿では、高齢の父親を持つ子どもにおける健康への悪影響に関する疫学的証拠をレビューする。まず胎児の生存に関する証拠を検討し、その後、高齢の父親を持つ子どもの罹患率に関する証拠を考察する。高齢の父親と最も一貫して関連が見られる健康上の問題には、死産、筋骨格系症候群、口蓋裂、急性リンパ性白血病、網膜芽細胞腫、および自閉症スペクトラム障害や統合失調症などの神経発達障害が含まれる。最後に、父親の年齢上昇が公衆衛生に与える影響についても考察する。本研究の結論として、父親の高齢化によって引き起こされる可能性のある子どもの健康への悪影響は深刻ではあるものの、その影響の大きさは限定的である。しかし、母親の年齢の影響やその他の交絡因子を考慮した上で、高齢の父親を持つ子どもにより頻繁に見られる疾患を特定することで、これらの疾患の病因をより深く理解する手がかりとなる可能性がある。

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