嫌悪は欲望に勝る:男性に対する女性の嫌悪感と魅力は性的興奮によって影響を受けない

原題: Disgust Trumps Lust: Women’s Disgust and Attraction Towards Men Is Unaffected by Sexual Arousal

著者: Florian Zsok, Diana S Fleischman, Charmaine Borg, Edward Morrison

出版社等: Evolutionary Psychological Science

出版日: 2017-06-05

DOI: 10.1007/s40806-017-0106-8

参考URL: https://link.springer.com/article/10.1007/s40806-017-0106-8
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抄録
交配は諸刃の剣であり、相手によっては大きな適応的利益をもたらす一方で、高いコストを伴うこともある。嫌悪は回避反応であり、たとえば病原体感染のリスクが高い場合など、コストの高い交配決定を抑止する機能を持つ。しかし、適応的な交配を可能にするためには、一時的に抑制される必要がある。そこで我々は、性的に魅力的な相手の場合に限り、性的興奮が嫌悪感を抑制するが、魅力が低い場合や病気の兆候を示す場合には抑制されない、という仮説を検証した。

オンライン実験において、女性は写真に写った男性との行為を想定して、その行動に対する嫌悪感を評価した。参加者は性的興奮状態と統制状態の両方で評価を行った。写真の顔は、魅力と病気の手がかり(皮膚の斑点)の有無を変化させた。

その結果、嫌悪感には性的興奮ではなく、病気の手がかりと魅力が影響を与えることがわかった。これらの結果は、女性が魅力の低い男性や病気の男性との性的接触に対して、性的興奮とは無関係に嫌悪感を抱くことを示唆している。

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