https://www.zakzak.co.jp/article/20191228-DQHEPL33GZMTBMUMWNN2ZU26CY/
写真誌「DAYS JAPAN」の元発行人でフォトジャーナリストの広河隆一氏(76)から性暴力やセクハラを受けたと複数の女性が証言した問題で、同誌の発行元であるデイズジャパンが27日、ホームページ上で公表した有識者による検証委員会の報告書から、広河氏の卑劣な実像が浮かび上がった。
報告書では、広河氏が同社を経営したほぼ全期間にかけてセクハラやパワハラを行っていたと指摘。性交の強要や性的な身体接触、裸の写真撮影などの被害を複数人が訴えているとした。
特に20代のボランティアやアルバイトなど、社員以外の女性からの訴えが多く、広河氏がその地位を悪用していたことがうかがわれる。「断られることを想定もしていないような感じで性交されてしまった」と広河氏の強引な態度をうかがわせる証言もある。
パワハラでは相当数の関係者が「ほぼ全員が日常的に被害者だった」と証言。「ボランティアへのセクハラを追及したら『来月から来なくていい』と理由もなく解雇された」との社員の声も。
広河氏は、聞き取りに「記憶があいまい」などと不誠実な態度で応じており、パワハラに至っては広河氏自身に自覚がまったくなく、むしろ辞めていく側に能力が足りていなかったと捉えていたとも報告されている。
https://news.biglobe.ne.jp/trend/1228/ccn_181228_3772356638.html
フォトジャーナリスト広河隆一氏の性暴力疑惑を、12月26日発売の週刊文春が報じた。広河氏は同日、ホームページ上で声明を発表し、「取材に応じられた方々の気持ちに気がつくことができず、傷つけたという認識に欠けていました」と謝罪。報道内容をほぼ認めた形だ。報道写真の月刊誌『DAYS JAPAN』を発行するデイズジャパンの代表取締役を解任されたことも明かしている。
一連の騒動を受け、国際人権NGO団体のヒューマンライツ・ナウは27日、声明を発表した。同団体は過去、広河氏を迎えた講演会の開催を行ったことがある。「知らなかったとはいえ大変残念に感じております」と書いている。
「被害者から事前に相談を受けていた」とも記載
ただ、団体の声明には批判も出ている。団体サイトでは、少なくとも今月22日にはあった、広河氏が出席したイベントの告知ページが、文春の報道の前後で消えていた。ネットでは一部のユーザーから、「都合が悪いから削除したのか」などと疑念が広がっていた。
声明ではこうした疑惑について、
「ヒューマンライツ・ナウ関係者は被害者の一部の方から事前に、告発に関わる相談を受けていました。性被害の告発は、報道直後に二次被害が発生することが多々あり、告発をされた当事者に社会的名声がある場合、その業績を強調して匿名で名乗り出た被害者の信ぴょう性を疑問視したり、被害者を傷つけることがあります。そうした材料を提供するのは適切ではないと判断し、同氏に関する記載を非表示にする扱いを取りました」
とコメントしている。被害者の二次被害を防止するため、加害者側の情報を非表示にした、という説明だ。
しかしネット上では、広河氏の性暴力を「知らなかった」という文言と、「被害者の一部から相談を受けていた」という記述が矛盾している、という声も出ている。