頭脳、筋力、美貌:性的パートナーを惹きつけるうえでの知能と身体的攻撃性の補完的役割

本研究は、人生を通じた性的パートナー数の蓄積において、身体的攻撃性と社会経済的地位に影響を与える要因とを比較したものである。我々のデータサンプルは、全米青少年から成人への縦断調査(National Longitudinal Study of Adolescent to Adult Health)から抽出された(男性 n = 5,636、女性 n = 6,787)。参加者については、自己申告による生涯の性的パートナー数、交際関係にない相手との性行為、不貞・浮気、同時並行的な関係の有無といった観点から検討を行った。

男性においては、知能と身体的暴力が、生涯の性的パートナー数および交際関係にない相手との性行為の数を増加させる要因として特に顕著に現れた。知能はまた、横断的モデルでは男性の暴力と正の相互作用を示したが、縦断的にはそうではなかった。一方、女性の暴力は、いかなる結果変数やモデルの仕様においても有意ではなかった。女性の性的指標に関しては、男性に比べて知能の効果は一貫性に欠けていた。

分析では、攻撃性および性的行動の既知の相関要因に加え、美しさに関連する要因も統制した。これには、調査員による被験者の身体的魅力および成熟度の評価、並びに自己申告による魅力、成熟度、健康状態が含まれる。以上の結果は、男性において、進化論的観点からの「コストのかかるシグナリング」が効果的な交配戦略であることと整合的である。

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