教育における男女格差の逆転は、アメリカの結婚市場を再構築した。本研究では、1980年の米国国勢調査と2008~2012年のアメリカ・コミュニティ調査のデータを用い、新婚夫婦における教育および収入の同類婚の男女非対称性をロジット線形モデルを用いて検証した。
1980年から2008~2012年にかけて、教育の同類婚の傾向は逆転し、女性がより高学歴の男性と結婚する傾向から、女性が自分より低学歴の男性と結婚する傾向へと変化した。一方で、女性が自分より高収入の男性と結婚する傾向は依然として継続していた。さらに、両時期において、妻の学歴が夫と同等またはそれを上回るカップルのほうが、妻が夫より低学歴であるカップルよりも、女性が高収入の男性と結婚する傾向が一般的に強かった。
著者は、教育における女性の優位性の高まりが、異性愛者の結婚におけるジェンダーの変化にどのような影響を与えるかについて考察している。